시마자키 토오송(島崎藤村)의 수필 연구 : 그 전개 양상을 중심으로
저자
김남경 ; 도기, 등촌 ; シマザキ, トウソン
발행사항
서울 : 韓國外國語大學校 大學院, 2005
학위논문사항
학위논문(박사)-- 한국외국어대학교 대학원 : 일어일문학 2005.8
발행연도
2005
작성언어
한국어
DDC
895.3409 판사항(16)
발행국(도시)
서울
기타서명
(A) study on essay Shimazaki Toson : focused on the development of the essay
형태사항
202 p. ; 26 cm.
일반주기명
참고문헌 및 일문초록 수록.
소장기관
島崎藤村(1872∼1943)の隨筆の展開樣相とその意味を位置づけるのがこの硏究の目的である。藤村は、明治·大正·昭和の時代にわたって活動した作家である。その時代の變化と共に彼の芸術も發展と革新を成してきたと思われる。特に浪漫詩人であり、自然主義の小說家であった藤村の場合、「詩」や「小說」で自由に表現することが出來なかったことを「隨筆」という開放された形式を通し、自分の文學をもっと獨自的な世界として確立したのである。藤村は實生活と芸術において「眞」を絶えず求めながら、自分の體驗を作品化しようと努力した。すなわち、彼は「虛構の世界」を通して「生」の現實を換氣させる小說を書く一方、隨筆を通して「現實の世界」を再現しょうと試みた。また、そうして創造された世界の中で、眞の生のみならず人間が夢を見る理想まで換氣しようとした。新しい形式の探索が文學家の本領であるだけに、藤村にとって隨筆の誕生は新しい創作のための必然的な形態であったといえる。體驗した事實をありのままに表現するとは言うものの、それは「耳に聞き、眼で見たということはすでに過ぎ去った境地」なので、思考の意識を通して再現した隨筆の世界は、結局創造的な文章の表現によって「ありのまま」表現することになる。したがって、このような点を?りながら藤村の隨筆を分析した。
藤村が「雲」を觀察する時、「靜的な對象」ではなく「動的な對象」として視覺の變化を與えた時、その雲は旣存の「象徵」のイメ-ジでなく「平等」な存在として認識することが出來た。また、空に出來する「雲」と地に榮枯する「草木」の色彩は恐怖と慰め、寂しさと歡び、すなわち自然との交感が行われていることがわかる。特に、自然の四季のさまざまな姿の中で人間の生老病死の眞理を悟ることも出來た。このように藤村は雲の硏究を通して無限な「自然の發見」と「自然に對する愛着」を感じることによって、直面していた文學の限界を乘越えることが出來たのである。したがって、作品の「雲」は詩から散文へ入る「秘鍮」の役割を果したといえる。
『千曲川のスケッチ』は印象派の畵家のように美的な理念を成就するために「自然」という對象に目をとめた作品である。特に、野外に出て「風景」や「人物」を素材にして事物を觀察する態度は、藤村の關心を小諸の自然に向わせたのである。藤村は、「生活」の中に「自然」を受け入れることが出來るようになり、自然の中に自分の生活の根を下ろすことが出來る調和のとれた境地に至ったと見える。藤村にとって「與生」の方法は、小諸の自然の「季節の變化」を眼で見、言葉で自由に表現するよう、新しい文學の道を開いてくれた。この與生こそ藤村の隨筆の源泉そのものであると思う。
このように生活の體驗が隨筆の生成のもとになり、人間的な「生」の內容の根據になったといえる。藤村の「勞動」に對する認識は、時代の潮流に伴ってトルストイをはじめ、西洋の芸術家の思想と共に成熟した。生の轉換を圖るために選んだ小諸で、藤村は農村を皮相的に眺めるのではなく、農民の生活の中に入って彼らの「生」を學ぼうとした。その意慾的な側面に焦点をおいてみると、藤村の現實の世界の底邊に勞動に對する認識が强く動いていたのがわかる。藤村が勞動の價値を「勞動」そのものの中から探し出そうと選んだのは「目的と職業」の一致であった。勞動を通して、彼が到達したのは人間の「眞の生」の形態であったとみられる。その意味で藤村の芸術は「勞動と生活」の調和から作り上げられた創造物であるといえる。
隨筆が「自分」を表現することであるなら、それに先立って「自己の發見」の體驗があるべきであろう。藤村にとって「自己の發見」は、佛蘭西への旅がきっかけになったと言っても過言ではない。彼は知らない所へ行って新しい人に會い、新しい考えを學び、心の自由を得ることによって純化されて歸ってくることを期待した。この旅を試みたのは「生活の沈滯」、「創作の停滯」が理由であった。これは現在の「不安な生活」から「安定した生活」にもどることが出來る契機、すなわち思考の轉換が必要であったからである。彼が『エトランゼエ』という客觀的な眼で觀察したパリは、人爲的な力が加わった自然であったが、そのような所では眞の安らぎは存在することが出來ないという事實を悟った。藤村は近代の羅馬であるパリで「建設と破壞」、「羅馬舊敎と新敎」、「詩と散文」、「傳統と新しい文化」が共存しているのを見たその眼で、まだ若い日本を見直そうとした。藤村は日本が眞の近代の文明畵家に生まれ變わるためには自國の過去をむやみに壞すのではなく、優れた過去の文明と外からの新しい文明とを受け入れながら相互補完の關係が必要であると主張したのである。このように異鄕で日本を肯定的に認めることが出來た「自國の發見」は、自分自身をも肯定的に認めることが出來たという「自己の發見」に繫がる。したがって、藤村が佛蘭西から故國へ歸ってきたのは、言い換えれば「自分自身に歸ってきた」ことを立證したといえる。
旅は藤村に巡禮者の心を甦らせた。彼は「世界の巡禮」を通して、日本、さらに世界の中の自分自身を照らしながら「我我」の中の「私」を見つけることが出來た。藤村にとって世界旅行(日本-アジア-世界)は彼の精神的な巡禮(芭蕉-天心-タゴル-ゲ-テ)を伴うことによって世界の中の日本を再認識する動機になった。藤村は、日本が新しく生まれ變わるためには、自分等が立っている位置で世界の動きを見ながら「自國を直視」すべきであることを强調した。彼は失敗だらけの過去の歷史であっても、それは次の時代の成功のための犧牲であったという肯定的な立場から歷史を再評價した。これは歷史の經驗を文學の源泉にして過去と現在とを繫げ、さらに未來を予見しようとする藤村の意圖に見える。結局、自分の出來点を大事にしてその出來点と到達点とをうまく繫ぐことこそ自分を新しくする近道であると悟った。このように「人類という共同體の中での私」という意識の中に藤村の世界性があったといえる。特に、藤村は芸術的な形象化の根源を探し求めて自分自身を內面に孤立させることなく、時代との盛んな交流を通して「文學の形成」はもとより「人格の形成」に革新的な努力をしたと思われる。
藤村の『新片町より』から晩年の作品である『桃の滴』に至るまで「求心」から「遠心」に、すなわち作家の內的な心理を重視する視点から、讀者を意識するほうへと深まりつつある点が注目される。これは作家である藤村が自分の思惟の世界から離れて、讀者との共感帶を作ろうとする狙いも含まれているように見える。彼の隨筆は過去の經驗を單純に再生するよりは、さまざまな經驗を分析、再配列、組合して、再生的な體驗ではなく、創造的な經驗を作り出している。藤村は自分の生を再照明して經驗を昇華することによって、讀者に感動と共感を與えると同時に未來のビジョンを提示しているが、ここでの題材が「自己の現實」であれば、主題は「自己の理想」であるといえよう。その意味からこの感想集の主題を言うなら『春を待ちつつ』のタイトルが示しているように「春」といえる。そして彼が求めた「春」は芸術と人生の永遠な循環を象徵する「生命」の表出であったと思う。近代人の母胎とも言うべきルソ-は「すべての年齡はその年齡に活力を與える各各の春を持っている」と言ったが、これを藤村の人生にも堂てはめてみると、彼の場合、靑年時代には情熱的な「理想の春」を、中年時代には抑制された「芸術の春」を、老年時代には歡びのある「人生の春」を望んだと思われる。ここで言う「春」は出來、希望、鄕愁、甦生、復活などの意味を持つが、このような隨筆的な情緖が人生を觀照する創造の美學、すなわち藤村の感想集であったといえる。
現代文學の特徵の一つが新しい形式の探索であるなら、かつて近代という時代的な制約にもかかわらず詩と小說はもとより、隨筆を通して「自己の擴大」を求めた藤村こそ眞の文學家であるといえる。また、彼の隨筆は過去の體驗をもとにして「生」の價値を求めた点で、最も藤村らしい文學であり、未來指向的な文學であると思われる。
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