新作文讀本
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저자
송본인
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발행사항
東京: 立命館出版部, 昭和10[1935]
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발행연도
1935
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작성언어
일본어
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자료형태
일반단행본
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발행국(도시)
일본
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서명/저자사항
新作文讀本 / 松本仁 著.
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판사항
再版
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형태사항
310 p.; 23cm.
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소장기관
- 目次
- 第一講 文章を作るはむづかしいことではない = 1
- 作文の道は近きにある
- 文章とは心のはたらきを言語と文字との上に表現したもの
- かざらずたくまず
- 腦裏に浮ぶままを
- 第二講 ありの진に思ふままに = 4
- 眞實をありのままに思ふままに
- 噓は不逞の匪賊
- 遠慮なく, 氣がねなく, 臆心なく
- 第三講 まづ寫生を = 9
- 精細に
- 正確に
- 忠實に
- 寫生の本道
- 第四講 小品文から = 18
- 模樣のうるはしい小皿
- 物の見方を銳く
- 文の組立方を不知不識のうちに會得
- 簡潔に書く良い習慣
- 第五講 ぢつと物を觀よ = 24
- 細かく, 正しく, 丁寧に, ぢつと物の眞相を
- 木の見方
- 石の見方
- 注意深い觀察
- 緣日を散步するにしても
- 文材は泉の如く
- 有りふれた物に心をとめよ
- 第六講 個性と特色とを捉ヘよ = 30
- 個性とは, 特色とは
- 物には必ず個性, 特色がある
- フロ-ベルの名言
- 第七講 新しい, 物の見方を = 40
- 新しい見方とは
- 月竝的でないこと
- 槪念をもつて物を見ないこと
- 新時代の文章は新しい物の見方から生れる
- いつまでも人眞似は禁物である
- 心をひきしめて感受性を强くせよ
- 感覺を銳敏にせよ
- 全身全靈を以て物を見よ
- 噓, 誇張, よい加減な見方なつつしめ
- 第八講 なるべく簡潔に = 48
- 文章を簡潔にするとは
- 歐陽修の逸話
- 德富蘇峯氏の名訓
- 思ふ通りに書いてから簡潔化せよ
- 俳句俳文和歌漢文に親しめ
- 溫故知新
- 也有の名文
- 簡潔化の實例
- 簡潔化の四條件
- 言ひ足らずと曖昧な表現と獨合點とを愼め
- 第九講 文章の材料は = 66
- 生活がよくない
- 人事や自然の萬物ことごとくごれ文材
- 文材の活殺は各人の心のはたらきによる
- 文材を見出し得ぬは一種の恥辱
- 弘法は筆を擇ばず
- 文材の慈母, 文章の嚴父
- 文材帖の利用
- 第十講 腹案を練るには = 72
- よく熟し, よく醱酵してから
- 頭で練り腹で鍛へよ
- 瀧水の落下するごとく
- 芥川龍之介の名言
- ねてもさめても
- 焦つてはならぬ
- はりつめて, 落付いた心持
- 注意をはりつめて
- 文を育ててゆく
- デ, クインシ-の言
- 文材の輕重を鑑別し, 順序を立てよ
- 第十一講 言葉を知り言葉を選べ = 80
- もつとも必要なものは言葉
- 言葉を貯藏せよ
- ひろく讀書せよ
- 北原白秋氏の苦行
- 國語を用ひよ
- 外國語揷入の弊風
- 許容さるべき外國語
- 外國語が許容さるべき三つの場合
- 外國語格の用例
- 古語, 廢語を用ひぬこと
- 新語を濫用するな
- 切花の如き新語
- 方言を用ひるな
- 專門語·術語を濫用するな
- 訛語, 俗語を用ひるな
- 第十二講 言葉の据り方 = 94
- 絶體不動の言葉を選べ
- 言葉を正しく据ゑよ
- 數へ方諸例
- 言葉の前後を照應させよ
- 第十三講 文章の精確とは = 102
- 文章の意義を精確にする四要件
- 意味明瞭な語を用ひよ
- 曖昧語に注意せよ
- 語と語との關係を明瞭にせよ
- 句と句との關係を明瞭にせよ
- 第十四講 三多の法とは = 110
- 多讀, 多作, 多商量
- 多讀の效
- 多讀と共に心讀せよ
- 一日一文をつづれ
- 日記をつけよ
- 多商量とは何か
- 多商量には, 火のやうな熱意, 水のやうな理性, 鐵のやうな根氣を要する
- 文豪苦心の例話, 歐陽修·尾崎紅葉·ト-マス, グレ-·紀貫之·フランスの小說家·賴山陽·北原白秋
- 第十五講 推敲について = 116
- 推敲の出典
- 小泉八雲の名言
- 推敲は任上げである
- 推敲の注意點十箇條
- 原文の持味を失ふな
- 第一印象を重んぜよ
- 內容にひびを入れるな
- 內容と表現との一致に苦心を拂へ
- 第十六講 推敲の實際 = 121
- 第十七講 中心點をつかめ = 143
- 文の中心をつかむことは肝腎であり要である
- 主眼をきめて
- 主眼に對して集中力の强い文は名品
- 中心點に對して文の勢力を集中させるには
- 第十八講 抒情の文を書くには = 151
- 抒情の文とは
- 興奮的感情と流動的感情
- 興奮的感情の流露した例文
- 流動的感情の流露した例文
- 興奮的感情を流露させた文の短所
- 流動的感情の流露した文の長所
- 喜ばしいと言はずに喜びをさとらせよ
- 悲しみにもいろいろある
- 流動的感情を流露させるには
- 自己の感情を愛し, 常に高雅な詩歌に親しめよ
- 抒情の文を綴る上の留意點
- 第十九講 日記文の價値 = 165
- 日記の價値は文章の修鍊にのみあるものではない
- 日記の價値
- 日記をしるすことは人格の修養にどれ程の利益があるものであるか
- 日記は文章練習の上にどのやうな效果を與へるか
- 趣味方面からみれば
- 大日本史
- 玉葉
- 家忠日記
- 第二十講 日記文への注意 = 173
- まづ實行せよ
- 多忙の時には
- 病氣の時には
- なまけ心の湧いた時には
- 眞實を書け
- 不要の事柄は省略せよ
- 形式は自由に
- 簡潔な國語體で
- 時間·場所·名稱を明瞭に記せ
- 第二十一講 日記文の書き方 = 180
- まづ個條書に
- 個條書のまとめ方
- 心境を僞らずに細かく
- 自然の相, 季節の推移, 氣象の變化を主とした日記
- 武藏野日記
- 病床日記
- 修善寺日記
- 九月一日
- 第二十二講 記事文について = 191
- 記事文とは
- 科學的記事文
- 藝術的記事文
- 科學的記事文例
- 科學的記事文の作り方
- 材料な集めること
- 構想をこらす
- 書くべき材料を撰ぶ
- 書くべき順序をととのへる
- 位置の關係を明瞭にする
- 藝術的記事文とは
- 十分に腹案を練れ
- 個性を明瞭に
- 個性と特色とを捉へよ
- 印象的に書く
- 女章を流麗にせよ
- 第二十三講 敍事文とは = 203
- 敍事文とは
- 記事文との相違
- 敍事文の種類
- 敍事文作法上の注意
- 中心題目を握れ
- 不要な冒頭をつけるな
- 時間の順序に整然と排列せよ
- 中心題目に關係深い事項を落すな
- 經過の速度に注意を拂へ
- 觀察の位置に注意せよ
- 記事文と敍事文との混淆
- 第二十四講 紀行文小話 = 217
- 紀行文とは何か
- 旅行記·違足文
- 單なる旅行案內記ではない
- 物を見る目をするどくせよ
- 地方色を出せ
- 時と場所とを精確にあらはせ
- 地理·歷史·傳記·産業狀態などに精通せよ
- 歷史的回顧をたくみにとり入れよ
- 紀行文はいつ書くがよいか
- 文調を流麗に
- 第二十五講 傳記文の書き方 = 231
- 傳記文とは
- 傳記に二種あり, 他人の傳記, 自序傳
- 精しく調べよ
- 表現の態度を決定せよ
- 事業を明確に
- 時代, 生歿地, 生歿年を記入せよ
- 冗長に流れぬこと
- 逸話揷入のこと
- 眞を傳へよ
- 評論を加へよ
- 第二十六講 解說文について = 240
- 解說文·說明文·解釋文
- 解說文の第一要點とは, わかりよく, 感じよく, 納得し易く
- 科學的記事文との相違
- 敍事文との相違
- 作法上の注意
- 相手を念頭に
- 精確な知識を
- 順序と方法とを
- 繁雜すぎるな
- 手ぬかりあるな
- 正面·裏面·側面から
- 用語はぴつたりと
- 實例を引け
- 第二十七講 議論文とは = 251
- 議論文とは何か
- 學術的議論文, 評論的議論文
- 解說文との相違
- 斷定(命題)とは
- 命題二種
- 肯定命題とは
- 否定命題とは
- 證明とは
- 證明二形式
- 演繹法とは
- 三段論法
- 正しく考へよ
- 深く考へよ
- 考へ直してみよ
- 歸納法とは
- 議論文の一形式
- 作法上の注意
- 題目を調べよ
- 獨斷を避けよ
- 立場の決定
- 主要點をはつきりと
- 證明上には力を注げ
- 因果論
- 記號論
- 例證論
- 比喩論
- 事實に卽せよ
- 熱意を以て敵論の急所を衝け
- 喧譁腰になるな
- 用語を正確に
- 文を力づよく
- 見識を高く
- 第二十八講 書翰文の形式 = 269
- 書翰文とは談話を文章に代へて往復するもの
- 交誼用書翰を分けると
- 事務用書翰を分けると
- 書翰文の種別
- 書翰文體の種別
- 口語體の特質
- 候文體の特質
- 書翰文の形式表
- 前文とは
- 起筆とは
- あいさつ文とは
- 時候のあいさつ
- 安否のあいさつ
- 時候と安否のあいさつ
- 御禮又はお이びのあいさつ
- 本文について
- 末文について
- 結末文とは
- 結末文例
- 結尾語とは
- 後附とは
- 日附について
- 名前について
- 宛名について
- 脇付について
- 第二十九講 書翰文への注意點 = 282
- 眞情の流露
- 目的を忘れるな
- 相手を念頭に
- 過不及ない態度をとれ
- 其の場合を考へよ
- 眞心をこめて丁寧に
- 趣味を深めよ
- 用語の矛盾をさけよ
- 悔の文
- 就職依賴の文
- 同じ返書
- 署中見舞の文
- 信用問合狀
- 右の返事
- 類燒見舞の文
- 書籍註文狀
- 學業成績を兩親に報ずる文
- 招待文
- 第三十講 比喩について = 292
- 比喩とはいかなるものか
- 比喩は文章の付き物である
- 比喩を用ひる注意點
- 新味あれ
- 古臭い比喩の例
- 斬新味の溢れてゐる比喩の例
- 穩當な比喩を用ひよ
- ひとりよがりの比喩をさけよ
- 第三十一講 暗示的な書き方 = 299
- 暗示とは
- 暗示的な短文の例
- 比喩から更に暗示へ
- 第三十二講 色彩の描寫について = 303
- 色を描くはむづかしい
- 色彩ハ生き物である
- 色彩描寫の注意點
- 色をつかひすぎるな
- 色の感じを出すこと
- 色彩にはそれぞれ獨自の感じがあるものである
- 色の配合に心をとめよ
- 諸君の筆硯多祥を祈る