東京社會科學硏究所年報 . 第1輯

목차 (Table of Contents)

• 目次
• 沒價値性批判 : 社會科學の現代的硏究基準に關する覺書 / 尾高邦雄
• 緖論 - 問題提出
• 第一節 問題史的狀況 = 1
• 一 問題史的狀況の變化, 問題の廻避と默殺の傾向, 沒價値性槪念の惡用 = 1
• 第二節 最近の方法論的自覺 = 4
• 二 世界觀的制約の反省的確認 = 4
• 三 かかる方法論的自覺は時代の迷ひであるか = 4
• 四 世界觀的制約の意味 = 7
• 五 この方法論的自覺は最近の事柄に屬する = 9
• 第三節 新しき解決の試み = 11
• 六 問題の現代的解決の歷史的必然性 = 11
• 七 沒價値性の理論と沒價値性の問題 = 13
• 第四節 問題の眞の在處 = 14
• 八 ウエ－バ－における方法論的自覺 = 14
• 九 正統的沒價値性理論に關する論爭史 = 17
• 一0 沒價値性理論の評價的意圖 = 21
• 一一 新しき解決·卽·否定的解決であるか = 23
• 一二 沒價値性の問題の全的否定は科學者としての自殺的行爲ではなかつたか = 24
• 一三 新しき解決への道 = 26
• 一四 沒價値性の要求は自家撞着的要求であるといふ議論について = 27
• 一五 現代的問題としての沒價値性の間題 = 28
• 第一章 社會科學的觀方と自然科學的觀方
• 第一節 生活關聯性の問題 = 30
• 一六 世界觀的制約と生活關聯性 = 30
• 一七 科學それ自體の生活關聯性の間題 = 30
• 一八 硏究態度の生活關聯性の問題 = 32
• 第二節 祉會科學的硏究の自然的態度 = 33
• 一九 現實の生活態度としての硏究態度 = 33
• 二0 生活關聯性の本質的必然性 = 34
• 二一 事實に歸れ, 根源的事實 = 35
• 二二 社會科學的硏究の自然的態度 = 38
• 二三 この態度は社會科學にとつて本質的なる關はりをもつ = 39
• 二四 自然科學的硏究の自然的態度 = 42
• 二五 學と術 = 46
• 二六 自然科學的硏究の自然的態度の自然性及び本來性 = 48
• 二七 靜觀的態度と活動的態度 = 51
• 第三節 主體と客體との間の一致 = 53
• 二八 主體と客體との間の對應 = 53
• 二九 底礎づけ, 硏究態度の底礎としての歷史的·社會的·現實 = 55
• 三0 情意的なるものとしての底礎 = 59
• 三一 主體と客體との間の一致 = 60
• 三二 主體と客體との間の對立 = 64
• 三三 底礎づけられたる主體と對象志向的主體 = 65
• 三四 軸の相違, 對象性原理, 社會科學の對象 = 68
• 三五 了解的態度と說明的態度 = 71
• 第二章 說明的態度
• 第一節 一般的規定 = 75
• 三六 自然科學的世界觀と說明的態度 = 75
• 第二節 諸特徵 = 76
• 三七 觀想的態度, 事物化の傾向, 純粹客觀性の理想, 日常性排去の傾向 = 76
• 三八 デュルケ－ム說明的態度 = 79
• 第三節 說明的態度の制約下における科學的方法 = 83
• 三九 論理的齊合性及び論理的無矛盾性 = 83
• 四0 因果性の原理, 因果的說明, 普遍化的槪念構成の偏重, 整序 = 86
• 四一 啓蒙的合理主義, 公式的知識 = 90
• 第四節 說明的態度の制約下における祉會科學 = 94
• 四二 說明的態度の絶對化に伴ふ諸弊害, 議論のための議論, 體驗的會得の無視, かの方法論的自覺の無視 = 94
• 四三 說明的態度による社會科學的硏究の自然的態度の抹殺 = 98
• 四四 自然科學主義 = 98
• 第五節 底礎自由性 = 100
• 四五 底礎自由性と價値自由性, 底礎自由性と現象學的エポケ－ = 100
• 第三章 了解的態度
• 第一節 根本諸特徵 = 104
• 四六 一般的規定 = 104
• 四七 生活關聯性, 情意的者の重要視, 現在關聯性 = 105
• 四八 全體性の原理, 體驗的狀態性, 日常性の尊重, 全人の尊重 = 109
• 第二節 了解と了解的態度 = 113
• 四九 了解の定義, 了解と了解的態度との間の共通點, 說明と了解 = 113
• 第三節 了解的態度の制約下における科學的方法 = 117
• 五0 眞相把握 = 117
• 五一 生活關聯的把握, 侵徹 = 119
• 五二 體驗的知識 = 121
• 第四節 了解的態度の制約下における祉會科學 = 122
• 五三 了解的態度の社會科學的硏究方法に對する本質的繫がり = 122
• 五四 了解的態度の社會科學的硏究方法に對する歷史的必然的なる關係 = 123
• 第五節 了解的態度と反合理主義的傾向 = 124
• 五五 了解的態度と浪漫主義 = 124
• 第四章 價値關係と價値判斷 - リッカ－ト
• 第一節 理論的價値關係 = 127
• 五六 沒價値性と價値關係 = 127
• 五七 價値判斷の排去 = 128
• 五八 理論的價値關係と實踐的價値判斷, 眞理價値の評價 = 132
• 五九 價値判斷による價値關係的認識の底礎づけ, 價値判斷の生活關聯性 = 134
• 六0 歷史的價値關係と自然科學的沒價値性 = 137
• 第二節 沒價値性の二義 = 139
• 六一 沒價値判斷性と沒價値關係性 = 139
• 六二 沒價値性と沒意味性 = 143
• 第三節 自然科學主義 = 146
• 六三 リッカ－トの自然科學主義 = 146
• 六四 方法論的自然主義と自然科學主義 = 147
• 六五 沒價値關係性の問題 = 148
• 第五章 價値判斷と沒價値性 - マックス·ウェ－バ－
• 第一節 マックス·ウェ－バ－と沒價値性の問題 = 151
• 六六 ウエ－バ－における沒價値性 = 151
• 第二節 沒價値性の理論(一) - 前面的·代表的方面 = 153
• 六七 理論的價値關係と實踐的價値判斷 = 153
• 六八 社會科學的硏究と沒價値性基準の必要 = 157
• 六九 敎師の本分 = 160
• 七0 論證的科學の本質及びその諸限界の問題と大學敎育上の問題 = 162
• 七一 沒價値性理論の問題史的動機 = 163
• 七二 沒價値性と對象から一定の距離を保つこと = 168
• 七三 沒價値性と無前提性 = 171
• 七四 價値判斷の多義性, 排去さるべき當の價値判斷 = 172
• 七五 價値判斷乃至評價の事實的本質 = 175
• 七六 排去さるべき當の價値判斷と科學一般に內在的なる評價的諸前提 = 180
• 七七 前提的に許容せらるべき價値判斷 = 181
• 七八 沒價値性と對象性原理 = 183
• 七九 價値判斷かちの自由と底礎自由性 = 185
• 第三節 沒償値性の理論(二) - 派生的·關係論的方面 = 186
• 八0 實際上の間題 = 186
• 八一 沒價値的科學の行爲者に對する寄與, 槪念的明確性 = 187
• 八二 科學の職分 = 191
• 八三 情意的·生活關聯的·底礎の排去 = 193
• 八四 全人·對·專門家 = 196
• 八五 事物性·對·人格性, 當體性の槪念 = 200
• 第四節 沒價値性の理論(三) - 根底的·前提的方面 = 203
• 八六 古き科學の理念, プラトン主義, 科學の倫理的意義 = 203
• 八七 實證主義, 存在·對·當爲 = 206
• 八八 アカデミ－主義, 合理主義的啓蒙理念 = 209
• 八九 科學の手段視, 道具主義 = 211
• 九0 沒價値性理論の歷史的·世界觀的·背景 = 214
• 第六章 沒價値性理論の諸問題
• 第一節 先決問題 = 216
• 九一 沒價値性は事實であるか要求であるか = 216
• 九二 沒價値性の間題の當の關係點如何 = 221
• 第二節 沒價値性と說明的態度 = 224
• 九三 當面の批判的論究のプログラム = 224
• 九四 價値判斷排去は事實上可能であつたか, 沒價値性の自己統制的意義, ゥェ－バ－における矛盾性 = 225
• 九五 當爲なるが故の可能に對する憧憬, 沒償値性理論の評價的意圖, 啓蒙主義の傳統 = 230
• 九六 合理主義者ウェ－バ－ = 234
• 九七 對象性原理確立への志向, 沒價値性と底礎自由性, 政治的關心のス卜ア的自己抑制 = 236
• 九八 自己統制の原理としての沒價値性の基準, 純粹客觀性の理想, ストア的戒律, 關心的存在の無關心性に關する矛盾的要求 = 239
• 九九 沒價値性槪念の惡用, 沒イデオロギ－性と隱蔽の意圖, 沒價値性の問題は表現樣式上の技巧問題である, ウェ－バ－の唯名主義 = 245
• 一00 沒價値性と說明的態度, 沒價値性·卽·底礎自由性 = 248
• 一0一 ウェ－バ－の時代的背景としての近代的資本主義, ウェ－バ－における自然科學主義 = 251
• 一0二 沒價値性の理論は無自覺の自然科學主義に基く說明的態度の理論的表現でめる = 254
• 第三節 沒價値性と科學のための科學 = 254
• 一0三 科學全般に關する一般的問題, 沒價値性理論の根底的·前提的方面の現象上の消極的意義 = 254
• 一0四 科學の倫理的意義 = 256
• 一0五 古き科學の理念卽ち科學のための科學, プラトン主義の近代的返笑, 眞理のための眞理追究なる理念の沒價値性理論による表現的制約 = 257
• 一0六 眞實性の人ウェ－バ－, プラトン主義的學問理念に伴ふ矛盾, 反對表現 = 262
• 一0七 社會科學における眞理追究 = 264
• 一0八 科學のための科學なる理念と眞理のための眞理追究なる理念との間の區別, 後者の理念における表現樣式上の困難, 眞實性の槪念 = 267
• 第四節 沒價値性と當體性 = 271
• 一0九 沒價値性理論の派生的·關係論的方面 = 271
• 一一0 事物性と常體性, 當面の批判的吟味の二論結 = 272
• 第七章 沒價値性と了解的態度
• 第一節 沒價値性の理論と社會科學的硏究の自然的態度 = 275
• 一一一 本章の課題 = 275
• 一一二 了解的態度の對立者としての沒價値性の理論 = 276
• 第二節 感情論理と了解的態度 = 279
• 一一三 主體的·情意的·根底として硏究主體の底礎, 感情論理乃至情意的思考の方法的參加 = 280
• 一一四 主知主義の立場より觀られたる感情論理, 理性的論理·卽·論理一般, 主知主義的偏見と自然科學主義 = 282
• 一一五 現實の體驗全體における論理及び思考の自然的狀態 = 285
• 一一六 社會科學的硏究の自然的態度, 主體の客體·卽·主體の底礎 = 287
• 一一七 感情論理における主體の客體·卽·主體の底礎の關係, 社會科學的硏究の自然的態度の感情論理との間の共通性 = 291
• 一一八 感情論理は生活關聯的論理である, 了解的態度と論理としての感情論理 = 293
• 一一九 生活關聯的論理の知性的論理に對する關係, 派生的·人工的なるものとしての理性論理乃至純粹思考, 全人の論理, 了解的態度の論理·對·說明的態度の論理 = 295
• 一二0 評價乃至價値判斷の本質的成素としての感情論理乃至情意的思考 = 302
• 一二一 沒價値判斷性要求としての沒價値性理論の前面的·代表的要求は情意的思考及び感情論理の方法的排去の要求である, 生活關聯的論理の排去卽ち底礎自由性 = 304
• 一二二 沒價値性理論は了解的態度の全面的否定に定位せる理論である = 305
• 第三節 社會科學と了解的態度 = 305
• 一二三 了解的態度は社會科學の硏究にとつて本質的·必然的なるものでめる = 305
• 一二四 了解的態度は社會科學の硏究にとつて歷史的·必然的なるものである = 313
• 第四節 沒價値性批判結論第一 - 了解的態度の基準 = 316
• 一二五 本來的意味における沒價値性理論に關する批判的論究への結論, 沒價値性の基準·對·了解的態度の基準, 自然科學と社會科學, 了解的態度乃至社會科學の世界に固有なる論理及び思考としての感情論理及び情意的思考 = 316
• 第八章 沒價値性と眞實性の基準
• 第一節 眞理のための眞理追究 = 321
• 一二六 眞理のための眞理追究なる理念の眞實性の槪念を中心とする展開の課題 = 321
• 一二七 了解的態度とこの理念展開の課題 = 323
• 第二節 眞實性 = 324
• 一二八 眞實性の積極的側面 = 324
• 一二九 眞實性の消極的側面, 當體性の德性 = 326
• 一三0 キェルケゴ－ルの眞理規定, 歷史的·社會的·理實についての眞相把握と眞實性, キエルケゴ－ルの主觀的眞理の批判, キェルケゴ－ルとウェ－バ－ = 328
• 第三節 眞實性獲得のための事態の眞相に關する體驗的會得の追究 = 336
• 一三一 社會科學の眞理と眞實性 = 337
• 一三二 眞實性のための眞實性追究, 體驗的會得 = 339
• 一三三 眞實性獲得のための事態の眞相に關する體驗的會得の追究 = 344
• 一三四 硏究態度の自己目的性の要求 = 345
• 一三五 眞理のための眞理追究なる理念の內面化及び主體化の課題, 眞實性の基準 = 347
• 一三六 眞實性の基準は社會科學の本質的·必然的且つ歷史的·必然的なる硏究基準である = 349
• 第四節 眞實性と沒價値性 = 350
• 一三七 沒價値性の基準と眞實性の基準との關係 = 350
• 一三八 科學のための科學なる理念の倫理的意義, ゥェ－バ－における科學の倫理的意義, 眞實性の基準における倫理的要求, この要求の消極的側面, 沒價値性·卽·價値からの自由·卽·成心からの自由 = 351
• 一三九 眞實性の基準の倫理的意義の積極的側面, 眞實性の基準は沒價値性の基準に對して對蹠的關係に立つ = 355
• 第五節 社會科學の眞理 = 358
• 一四0 社會科學の眞理は如何に生成發展ずるか, 當面の課題 = 358
• 一四一 社會科學的眞理の特徵, 社會科學的眞理生成の卽自的段階 = 361
• 一四二 硏究者の日常人からの區別 = 364
• 一四三 體驗的會得內容の理論的表現, 發表及び主張, 辯證法的發展, 他者としての社會, 底礎的社會と客觀化せられたる社會 = 367
• 一四四 自然科學の眞理は發見せられる, 社會科學の眞理は辯證法的に創造せられる = 369
• 一四五 社會科會的眞理生成の對自的段階, 反應態の間題, 價値判斷の隱蔽を要求する沒價値性の要求は當面の眞理發展を阻害するものである = 372
• 一四六 社會的效果の間題, 思想的公共圈 = 375
• 一四七 社會科學的眞理生成の卽自且對自的段階 = 378
• 一四八 自然科學的眞理と社會科學的眞理, 自然科學的眞理生成の圖式の原型としての社會科學的眞理生成の圖式 = 381
• 第六節 沒價値性批判結論第二 - 眞實性の基準 = 383
• 一四九 沒價値性理論の根底的前提に關する批判的論究の結論, 沒價値性の基準·對·眞實性の基準 = 383
• 結論
• 一五0 浸價値性の間題の現代的解決, 社會科學の現代的硏究基準 = 386
• 道德に於ける自然と社會 - フランス唯物論硏究の一 / 淸水幾太郞 = 381
• 社會有機體論に於ける一問題 / 安西文夫 = 433
• 獨逸社會民主黨の經濟理論 / 戶田武雄 = 505
• Ⅰ. 序說 = 507
• Ⅱ. 價格の問題 = 518
• Ⅲ. 勞賃の問題 = 534
• Ⅳ. 資本家社會の發展傾向の問題 = 569
• Ⅴ. 組織された資本主義·經濟民主主義の問題 = 603
• Ⅵ. 結言 = 630
• マックス·シェ－ラ－の哲學的人間學 / 池島重信 = 637
• カ－ル·ヤスペルスの「哲學」 / 小松攝郞 = 681
• 「文化綜合」と社會的主體 / 馬場啓之助 = 715
• 一. 歷史世界の課題 = 717
• 二. 歷史個性と「文化綜合」槪念 = 732
• 三. 文化綜合の現在性と客觀性 = 738
• 四. 主體性と歷史性 = 750
• 五. 發展と階層 = 763