전후 한,일 전쟁문학 비교고찰 -오오카 쇼헤이(大岡昇平)와 이병구의 아시아태평양전쟁소설을 중심으로- = 韓,日戰爭文學の比較考察

국문 초록 (Abstract)

本稿では、1940年代半ば、兵士として比島に派遣され、アジア太平洋戰爭に參戰した本人の體驗を背景とした作品を發表することによって小說家の道を步み始めた大岡昇平と李丙求の文壇デビュ―作『부虜記』と「候鳥の心(候鳥의 마음)」を中心に、同一の戰爭を描いた韓國と日本の作家の作品に見られる主人公の自己認識について考察してみた。『부虜記』の主人公「私」は、戰爭という極限狀況下で捕虜となるまでに經驗した生と死をめぐった葛藤を通じて、「死」という觀念の中に潛んでいる「生」への欲求を認識する。その認識は、自分たちを戰場に向わせ死に追いやった國家という組織と、それに抗議できず、無意味な死に直面するしかなかった自分自身を振り替えさせている。「私」は、その過程を通して、意志を持つ一個人としての自分を認識するようになる。それに對して、「候鳥の心」では、植民地の一員でありながら日本兵として比島に派遣された金東洙が、そこで被害者の原住民を見、また自分が半島人という理由から差別され、同じ被支配國の一員である韓國人としての自分自身を認識する。はじめから「自分は何者であろうか」という自分の存在意味を追究した大岡の作品の中で、「私」の自己認識が主に自らの體驗と當時の日本の狀況を分析することによってなされているのに對し、李丙求の作品の主人公は、現地の原住民や敗軍日本兵等、他者との關係を通じて、自分を認識していく。その理由として、日本兵として參戰した上、自分自身も被害者でありながら、別の被害者である比島人に加害者となり、終戰後には韓國人として祖國に歸らなければならないという狀況が擧げられる。したがって、李丙求の作品の主人公の自己認識は、アイデンティティ確立を必要とし、それを他者との關係から求めているものと思われる。

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