한국어 어두 평음의 유·무성 연구 : 일본어 모어 화자의 인지 실험 결과를 중심으로
저자
발행사항
서울: 동국대학교, 2020
학위논문사항
학위논문(박사)-- 동국대학교 일반대학원: 국어국문학과 2020. 8
발행연도
2020
작성언어
한국어
주제어
발행국(도시)
서울
기타서명
韓国語語頭平音の有·無声に関する研究 : 日本語母語話者の認知実験の結果を中心に
형태사항
vii, 164 p.: 삽도, 도표; 26 cm.
일반주기명
동국대학교 논문은 저작권에 의해 보호받습니다.
지도교수: 김무봉
히라타 에미의 한문명은 '平田絵未'임
서지적 각주와 참고문헌(p. 137-142) 수록
UCI식별코드
I804:11020-000000081434
DOI식별코드
소장기관
韓国語の音韻体系 子 において、 、、、、 音 音 ////////// ㅂㄷㄱㅅㅈ は 韻論的
に初声 位置 の では無声音として扱われる。この音韻規則 従にい で 、日本 発
行されている韓国語教材では語頭の平音はアルファベット或いはIPA記号
を用いて と 無声音 して記述される。ところが一般の学習者には「 」 無声音
という用語自体に み 馴染 がないため、 「」 日本語特有の のを 清音/濁音 概念
援用して「 」 語頭の平音は濁らずに発音する よう説明するのが一般的であ
る。ここで と 問題 日本語話者 語頭 なるのが、 、 にとって 平音が時として有
声音、つまり と 濁音 して知覚される場合 事 があるという 実だ。
そこで で 、本論文 日本語話者 韓国語 語頭 は が の を 平音 無声音だけでなく
有声音として認知 実験 するケースがあることを によって確認 提示 し、 され
た音 無を の 声・有音 どちらか一方に知覚 要 させる 因がどこにあるのかを音韻
論的、音響音声学的側面 明 から らかにすることを目的としている。具体的
な問題提起 以下 四 項 として の つの 目 考察 について をおこなった。
①日本語話者 韓国語 語頭 は の を 平音 母語 日本語 である のどの音で認識す
るのか。
②日本語話者に と 有声音 して知覚された平音 音の な 韻的 特徴と音響音声
学的特徴は何か。
③韓国語話者 発話 語頭 が した 平音を日本語話者は例外無くて と 全 無声音
して知覚するのか。
④日本語圏学習者 語頭 に 平音 無を 声音で発音するよう説明 指導方 する 法
は妥当なのか。
本研究 実で 施 認 した 知実験は二種類 最初 認 であり に 、 おこなったものを
知実験1、 、 次 認 におこなったものを 知実験2とすると 認知実験 日本語 1は
話者が母語 日本語 破裂 であるの を 音・ ・ 破擦音 どの程度正確に と 無声 有声 し
て でき 弁別 るのかについて確かめるものである のを 。日本語話者 名 発話 1
基 作に 成した無意味な音節 個24 1 と有意味な ののを 音節 個計個刺 6 40 激音 用
いて、日本語話者 人 対 50 を 象 認に 知実験を行 個 った。2,000 の のう 回答数
ち正解率 認 は98.4% 2 で に 、 知実験 参加する日本語話者 日本語 は の清音・濁
音を正確 区に でき 別 ると判断 認 され、 知実験 結果 対 信 2の に して 憑性を付
与する位置づけをもつものである。
認知実験 日本語話者 韓国語話者 発話 語頭 2は が の した 平音を聞き、無声
音 有・ 声音 音 のうちどちらの で知覚するのかを明らかにすることを目的とし
たものであり、この の 論文 核心部分 実験 韓国語話者 名 となる である の 。 2
発話を基 作に 成した112個 刺の を 激音 用いて、日本語話者 名 対 141 を 象 四に
度に渡 認 って 知実験を行 参加 った に 。 者 は、聞き取った各刺激音 有の 声性
の を 程度 尺度点数‘0’ ‘7’ から までの八段階 評価 で させた。この実験で得られ
た回答数は計 個 59,024( A 発話者 対 回 に する 答 個 29,680 、発話者 対 Bに する
回答個 導 29,344 )であり、そこから き出された尺度点数の平均値は2.05点
であった ち。 なみに尺度点数の平均値 最が も高い音節は/ / 3.93 두 の 点、最
も低い音節は/ / 1.00 답 の 点である。
この2.05点 点 という 数は、日本語話者が大部分 語頭 の を 平音 無声音かあ
るいは無声音にいと 近 音 して判断 示 していることを しているが、ここで重
要なのは こ、 の数値 以 が‘0’ ‘1’ でも でもない 上日本語話者 語頭 が 平音を完全
な無声音として認知していないという事実が統計的に証明されたという点
にある。とりわけ の 、認知実験 対象 個 となった112 の の 音節 中で尺度点数
‘0’ 100 の出現率が %である音節が一つとして無かったことや、完全な有声
音として判断 事 した を意味 尺 する の 度点数‘7’ 1,900 回答数が 回に んだ 及 こ
と、さらには尺度点数の平均値が一位である の ‘ ’ ‘0’ 두 場合 尺は 度点数 の出
現回数が52回 対に し、尺度点数‘7’ 88 の出現回数が 回 実験結 であったという
果は す 注目 べきである。尺度点数‘1’ ‘7’ 70. から ののの 出現率 累計値 平均は
6%であり、そのうち累計値 最が も高い音節 最低 は/ / / / 90 두 と 골 の %で、 も
い音節 個 は/ / 47 밥 の %であった。これは59,024 の のう 回答数 ち、平均
70.6%の割合で日本語話者 語頭 が 平音を濁った だと 音 判断したことを意味
している。
次にこの を 実験結果 踏まえた で上 日本語話者 語頭 、 が 平音 無を 声音或い
は有声音として認知 要 する 因 明 がどこにあるのかを らかにするため、考察
対象 尺を の 度点数 平均値が か 上位 ら十位までに入る音節 最下 と、 位から十
位までに入る音節 限に 定 音 して 韻論的側面からの を 比較分析 行い、音響音
声学的な側面からも同様に分析検討してみた。
音韻論 観点 分析 の からの は①音節構造 終 、② 声の の 種類、③語頭平音 調
音位置、④母音のの の 種類 舌( 位置、 、 舌 高さ 舌 円唇 の の 性) 四項目につい
て行った。考察 結果 の の 、音節構造以外 項目 一で 定の傾向 見受 が けられ
た。終声の種類では、 、 語頭平音の終声が流音/ / ㄹ である場合は有声音 終
声が内発音/ / ㅂ である場合は無声音として に 日本語話者 認識されやすい傾
向があった。語頭平音の調音位置 語頭 では、 、 平音の初声が//// ㄷ ㅂ である
場合は有声音、初声が/ / ㄱ である場合は無声音として知覚される傾向 見が
られた。そしてどの よ 考察項目 上位 りも 十位までに入った と 音節 下位十位
までに入った と 音節 の間ではっきりとした差 見受 が けられたのは母音の種
類であり で 、中 も の舌 円唇性は上位と で 下位 真逆 影の を響 見せている。つ
まり、 、 上位十位は円唇母音がほとんどであるため 円唇母音 音 のはいった
節は有声音として認知され は 、下位十位 平唇母音 中が 心となっていること
から、平唇母音 音 のはいった 節は無声音ととらえられやすいということが
はっきりした にと 。日本語話者 有声音 して知覚されやすい と 傾向 して、語
頭平音 音の の節 母音が円唇後舌高母音 無 であること に 、 声音 知覚されやす
い音節 傾向 の として で 平唇前舌低母音 あるとことと結論付けることができ
た。
音響音声学的な側面からの分析 発話 は①VOT、② 速度、③ピッチ、④強
制 四項 の 目についておこなった。各分析項目のを の 数値 上下十位 間 比較 で
した に際 、その違いが有意味 見独 なものであるのかを るために 立標本検定
(twoindependentsamplest-test)を行い、有意味 違 証明 項 な いだと された
目 対に しては、尺度平均値 各項 と 目の数値に対してピアソン積率相関係数
を用いて について 相関性 確認した。その を 結果 発話 、 速度 除三 項 く つの 目
で上下十位の の 尺度平均値 差に有意味差 明 な があることが らかになり、
VOT VOT に関しては尺度平均値 値 と の間に負 相関関係 の があることが確認
できた つまり と 。 、日本語話者 語頭平音 有の の 声性知覚 関係性に最 強も く
影響 響 している な 音声的 要因はVOTであったと づ 結論 けることができたの
である。
日本語話者 発 のための 音教育に関する研究 一般 は 的に韓国語の三重対立
を う扱 ことが多い。しかしながら、今回 実験 分析 の と によって数値を出し
た研究 語頭 はこれまでになかった に 平音 対 日本語話者 知覚 する の に無声音
と有声音が混在 統計 していることが 的に可視化 日本語 され、 圏学習者に
とって「 」 語頭平音 無は 声音 単 である という な純 指示だけにとどまってい
ては混乱をもたらすということがわかった。語頭平音の習得に関しては、
こうした日本語話者ののを 認知 傾向 踏まえたでた 上新 習な を 得方法 模索し
ていくことが肝要となってくるだろう。
今一度確認しておきたいのは こ、 の論文 韓国語 語頭 は の 平音 無が 声音で
はないと主張するものではなく、外国語話者の の 認知 特徴 論 について じて
いるのである のなを 。無声・有声 音韻論的 二重対立 持つ日本語 話者 の にとっ
て、韓国語母語話者 発の 音による語頭平音が明らかに と 無声音 して発話さ
れているにもかかわらず と 、有声音 して認知される場合があることを本研
究では明 傾向 らかにしたが、そのような をもつ に 日本語話者 有効な語頭平
音の の 習得案 開発が可能なのではないかという をも 問題提起 含んでいるの
である。
韓国語教育 目の の標 一 韓国語 つが 母語話者との な 円滑 意思疎通にあると
するならば にに 、日本語話者 音声学的 正しい発音の を 知識 伝授するだけで
はその を 目標 達成 現実 特 語頭 しづらいという がある。 に について 平音 は、
無声音で発音しようと日本語話者が努力をしても、かえって韓国語母語話
者 通に じないような音になってしまい に 、意思疎通 おいてむしろ大きな障
害 少 となることが なくない。
本研究は、学習者 発の 音習得 認 において 知の側面からアプローチしたと
ころに き大 な意義がある。日本語話者が無声音として認識している音と韓
国語母語話者が無声音として認識している音に たり 隔 があるのは、学習者
の音声認知にある の種 傾向があるからだ。学習者の音声認知 発話 と との関
係性については これ 、 、 まで指摘されたことはあっても 実験 分析 と によっ
て と 数値 して立証 今 されてはこなかった。 回 実験結果 の によって明らかに
された日本語話者の の 音声認知 傾向は、有効な発音指導へと びつ 結 けるこ
とができる。特に に 、母語話者 よる直接法指導ができない に 環境 おいて
は、大きな指針となりうるものである。
今回、認知実験2の被験者は短期間 韓国語 ではあるが の学習者であった。
仮に韓国語を全く知 日本語話者 対 らない を 象に実験を行っていたのであれ
ばどのような結果になっていたのかという疑問は残っている お。 そらくは
それほど き大 な差異があるとは考えられないものの を 、正確性 期する上で
も を 実験 実施してみたいと考 本研究 対 えている。また、 の 象 尺が 度平均値
の上下十位 集に 中しており、 、 ある の 一定 枠内での分析に終始しているが
仮に て全 の の をう 音節 分析 行 ことができれば、 、 その を 結果 基に 日本語圏
学習者 対を 象 認 とする 知 発話 と の を 相関性 活かした に 発話教育 おいて、よ
り具体的かつ効率的な を 教育案 提示することができるはずだ。これらに関
する研究は今後の課題としたい。
한국어의 음운 체계 안에서 평자음 /ㅂ/, /ㄷ/, /ㄱ/, /ㅅ/, /ㅈ/는 음운론적으로 첫소리 자리에서 무성음으로 취급된다. 그리고 그 자음들은 어두 위치에서 무성음으로 실현된다는 견해가 일반적이다. 그러나 한국어의 자연스러운 어두 평음을 일본어 모어 화자 입장에서 들었을 때, 그 어두 평음이 유성음, 즉 일본어의 탁음으로 들리는 경우가 있다. 본 논문은 일본어 화자가 한국어 어두 평음을 무성음뿐만 아니라 유성음으로 인지한다는 것을 전제 조건으로, 과연 그 둘 중의 하나로 구분하여 인지하게끔 해 주는 요인이 무엇인지를 밝히는 것이 가장 중요한 목적이다.
기본적인 연구 방법은 한국어 화자가 실제로 발화한 녹음 자료를 이용하여 인지 실험을 위한 자극음(stimuli)을 만든 후, 그 자극음을 이용하여 일본어 화자를 대상으로 인지 실험을 실시하는 것이다. 인지 실험을 통해 얻은 일본어 화자의 인지 경향을 통계적으로 유의미한지 검정하며 동시에 프라트(praat)를 이용해서 어두 평음의 음향적 특성을 살펴보면서 유성음으로 인지된 음성 자료의 여러 음운론적・음향음성적 환경을 파악하려 하였다.
인지 실험의 결과는 다음과 같이 요약된다.
첫째, 평음의 유성성 정도를 척도 점수 '0'을 제외한 '1'에서 '7'까지의 출현 빈도 누계치는 전체에서 70.6%로 112개의 음절에 대한 합계 59,024개에 이르는 응답 중 70.6%는 한국어의 어두 평음을 완전한 무성음이 아닌, 어느 정도는 탁한 소리로 들리는 음으로 판단되었다.
둘째, 파열음과 파찰음에 무성·유성의 이중 대립밖에 가지지 않는 일본어 화자들은 기본적으로 무성음 쪽으로 인식(척도평균치 2.05)하려 한다고 할 수 있으나 어떤 어두 평음도 완전한 무성음으로는 인식하지 못하며, 오히려 어떤 음절의 어두 평음은 무성음이 아닌 유성음 쪽으로 지각되는 경향이 있다.
어떤 환경의 어두 평음이 유성음으로 인지되는 경향이 강한가에 대해서는 음운론적으로는 해당 음절의 모음이 원순모음, 후설모음, 고설모음 혹은 중설모음인 나타났으며, 음향음성학적으로는 VOT의 길이가 가장 중요한 요인으로 나타났다. VOT의 길이가 짧은 어두 평음일수록 유성음으로 인지되는 경향이 강했고 상관관계도 있음의 수준이었다.
이러한 결과를 바탕으로 외국어로서의 한국어 교육에서 어두 평음을 무성음으로 발음하게 하는 지도 방법과 함께 어떤 환경에서는 즉 어떤 형태소의 어두 평음은 일본어권 학습자의 탁음으로 교육하는 것도 필요할 수 있다는 가능성을 제시할 수 있었다.
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