『천초판평가물어(天草版平家物語)』에 나타나는 「む,ん,う」의 표기 및 의미용법의 특징 = 『天草版平家物語』における「む · ん · う」の表記及び意味用法の特徵

다국어 초록 (Multilingual Abstract)

本稿は『天草版平家物語』を對象にし、「む · ん · う」の表記及び意味用法の特徵を考察したものである。表記上、全體の683の用例中「む」の使用例は一つも見られず、「ん」は21例(3.1%)、「う」は662例(96.9%)であった。また、室町時代の後期に表れるとされる「よう」の用例は一つもなく、「しょう」や「みょう」のような「う」と「よう」の中間的な形態が見られた。このことから、『天草版平家物語』が編纂された時期にすでに口語體では「う」が使われており、さらに「う」から「よう」へと形態の分化が進んでいったと考えられる。意味用法の場合、先行硏究によると「意志 · 決意 · 希望」と「推量 · 想像 · 予想」が主な用法とされているが、本分析結果でも「意志 · 決意 · 希望」の用法が最も多く(341例、49.9％）、次に「推量 · 想像 · 予想」(168例、24.6％）、「婉曲 · 假定」(151例，22.1％）、「勸誘 · 期待 · 命令」(23例、3.47％)の順で使用率が高かった。「婉曲 · 假定」の意味用法の場合、高い使用頻度を示しているにもかかわらず、現代語の意味用法には殘っておらず、これについては今後詳しく調べる必要があると考える。また、推量の助動詞全體の用例を調べた結果、「ん」·「う」が683例(51.8％)、「うず」が533例(40.4％）、「べし」が29例(2.2％)見られた。これらの助動詞は「推量」以外にも「意志」の意味用法を持つ助動詞である。したがって、「推量」を主な意味用法とし、使用上の制限がある他の助動詞に比べて、「意志」の意味用法を持つという点で活用價値が高いため、多く使用されたと考えられる。そして、このような流れから「む（ん）·う」と「べし」は現代語に「う·よう·だろう」と「べき · べからず」の形態で殘るに至ったと推測される。今後は、同じ時期の中世の口語資料や近世の資料をもとに表記と意味用法の特徵を調査する予定である。表記では、「む」が「う」·「よう」に移行する樣相と「よう」が表れる時期を調べたいと思う。意味用法においては、まず、主な意味用法の調査を行った上で、特に他の資料においても「婉曲 · 假定」の意味用法の使用率が高いのかに注目し、調査を行うつもりである。假に「婉曲 · 假定」の意味用法の使用が多く認められるとしたら、同用法が消滅に至った理由やその背景についても考察を行いたい。

참고문헌 (Reference)

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