世界各國の環境保全型農業 : 先進國から途上國まで . 16

목차 (Table of Contents)

• 目次
• まえがき = 1
• 序章 深まる地球環境問題と農業とのかかわり = 15
• 一 農業にとって環境とは = 16
• 1 なぜ今, 環境保全型農業なのか = 16
• 2 環境保全型農業が登場した背景 = 18
• 3 日本での環境保全型農業への關心と期待 = 20
• 二 地球溫暖化防止京都會議が提起した環境問題 = 24
• 1 地球溫暖化がもたらす農業·食料への影響 = 24
• 2 途上國NGOからの問題提起 = 25
• 三 食料の安全をどう保障するか - 世界食料サミットの問題提起 = 27
• 1 食料·環境問題は二十一世紀最大の課題 = 27
• 2 飢餓の半減は達成できるのか = 29
• 3 地球環境問題と農業とのかかわり = 30
• 第一章 アメリカ - "世界のパン籠"の長期戰略 = 33
• 一 大恐慌以來の資源保全への對應 = 33
• 二 過剩への對應として登場した低投入持續的農業(LISA農業) = 36
• 1 農業不況を打開するための八五年農業法 = 36
• 2 生産性と環境保全とを兩立させるためのLISA農業 = 38
• 三 九0年農業法におけるさらなる環境對策 = 40
• 1 資源·環境政策の新展開 = 40
• 2 新たに導入された環境對應 = 41
• (1) 全面的に維持された農業環境對策 = 42
• (2) 新たに導入された六つの環境對應 = 43
• 四 農業環境對策の具體的展開とその評價 = 45
• 1 LISA農業の推進體制 = 45
• 2 LISA農業の收益性と競爭力 = 48
• (1) LISA農業の多樣な形態と單收格差 = 48
• (2) 生産費および收益性の比較 = 49
• 3 低投入農業は持續可能なのか = 51
• 五 有機稻作農家の挑戰 - カリフォルニア州シルス農場の場合 = 54
• 1 多投入農法の反省が契機 = 54
• 2 有機米生産への三つの戰略 = 56
• 3 安定價格販賣が成功の鍵 = 57
• 六 經濟目標と環境保全を兩立させる農業環境政策 = 58
• 第二章 ドイツ - EUをリ－ドする獨自の環境保全型農業 = 63
• 一 農業環境問題に對するEUの共通農業政策(CAP) = 63
• 1 轉機となった八五年CAP改革 = 63
• 2 EU各國の農業環境政策の多樣性と共通性 = 64
• 3 飮用水の硝酸性窒素問題に對する各國の對應 = 66
• 二 九0年代CAP改革にみる農業環境對策の强化 = 68
• 1 粗放化プログラムの導入 = 68
• 2 九二年CAP改革における農業環境對策 = 69
• 3 新CAP改革提言にみる「農業のEUモデル」 = 70
• (1) 新改革提言「アジェンダ二000」の要点 = 70
• (2) 新CAP改革のWTO交涉への影響 = 71
• 三 國民合意を基礎に多樣な展開をみせるドイツの環境保全型農業 = 73
• 1 粗放型農業による環境對應 = 73
• 2 農業環境規則にもとづく連邦政府の對策 = 74
• 3 バ－デン·ヴュルテンベルク州獨自の農業環境政策 = 75
• (1) 水質保全稅の創設(一九八八年から) = 76
• (2) ビオト－プ·ネットワ－ク事業(一九九一年から) = 76
• (3) 景觀保全の調整金プログラム(MEKA, 一九九二年から) = 77
• 四 有機農業への轉換とその經濟評價 = 78
• 1 急增する有機農場 = 78
• 2 有機農法の特徵と技術的課題 = 80
• 3 有機農業の經濟評價と展望 = 82
• 五 國民合意の基礎と背景 = 84
• 第三章 オランダ - 高品質と安全性を確保するための環境對策 = 87
• 一 集約的な畜産と園藝がもたらす深刻な環境問題 = 87
• 1 引き金は窒素による地下水汚染 = 87
• 2 農業と環境にかかわる多樣な施策 = 89
• 二 環境保全を軸に展開するオランダ園藝の高品質化對應 = 91
• 1 トマト輸出の減少が示唆したこと = 91
• 2 大量生産と集中化の限界 = 92
• 3 安全·環境は新たな非關稅障壁となるのか = 94
• 三 溫室トマト生産における徹底した環境對策 = 96
• 1 施設園藝がもたらす環境問題 = 96
• 2 環境問題への技術的對應 = 98
• 3 新技術の導入を促す經濟的インセンティブ = 100
• 第四章 日本 - 環境保全型へかじをとりはじめた農業と農政 = 102
• 一 日本における環境保全型農業とその特徵 = 102
• 1 農業の二つの側面がもたらす環境問題 = 102
• 2 農業と環境についてのわが國の基本的考え方 = 104
• 3 自由貿易と環境のかかわりをどうみるか = 105
• 二 環境保全型農業の展開と地域の對應 = 106
• 1 環境保全型農業に對する施策の展開 = 106
• 2 地方自治體による獨自の取組み = 108
• 3 環境保全型農業の廣がり = 109
• 三 現場の實態と課題 = 110
• 1 「環境保全型農業調査」にみる實態 = 110
• 2 環境保全型農業の經營的特徵と課題 = 113
• 3 環境保全型農業推進上の課題 = 115
• 四 農業の外部經濟效果と自治體による環境政策の展開 = 116
• 1 再評價される農業·農村の外部經濟效果 = 116
• 2 農業の多面的機能を活用した自治體農政 = 118
• 3 外部經濟效果の評價にもとづく環境政策 = 119
• 4 政策の基礎となる公益的機能の評價 = 122
• 第五章 中國·インド - 人口大國を惱ませる土壤流亡と水不足 = 125
• 一 中國 - 近代化·集約化によって顯在化した農業·環境問題 = 125
• 1 農業環境問題の百貨店 = 125
• 2 都市化と工業化の農業への影響 = 129
• 3 鄕鎭企業による環境汚染 = 131
• 4 中國政府の農業環境間題への對應 = 133
• 二 インド - ポスト「綠の革命」が直面する持續性問題 = 135
• 1 經濟發展か環境保全か = 135
• 2 集約化が引き起こした農業環境問題 = 137
• 3 ゆらぎはじめた米麥二毛作の持續可能性 = 141
• 第六章 インドネシア·タイ - 經濟發展と持續的食料生産の調和への模索 = 147
• 一 ポスト「綠の革命」段階における東南アジア稻作の資源·環境問題 = 147
• 二 インドネシア - 食料自給の再達成をはばむ人口壓力と農業環境の惡化 = 152
• 1 高い人口壓力のもとで進行する傾斜畑の土壤流亡 = 152
• 2 畑作での土壤流亡と集約的稻作での環境問題 = 153
• 3 總合防除(IPM)に向けた本格的な取組み = 155
• 三 タイ - 複合化と混作による問題解決への試み = 156
• 1 耕地の外延的擴大から集約化へ = 156
• 2 森林伐採とタイ稻作の環境問題 = 158
• 3 東北タイにおける畑作の環境問題 = 161
• 4 持續的農業に挑戰する「新しい理論」 = 163
• 第七章 OECDの「農業と環境」をめぐる政策檢討の方向 = 167
• 一 「農業と環境」合同作業部會での檢討內容 = 168
• 二 OECD「農業と環境」ヘルシンキ會議の問題提起 = 170
• 三 農業環境指標はどう利用されるか = 172
• 四 國際規範となってきた生物多樣性の社會經濟的價値 = 174
• 1 生物多樣性をとらえる視点 = 174
• 2 生物多樣性の價値をどう活かすか = 177
• 3 生物多樣性の外部經濟效果とその價値評價 = 180
• 終章 持續可能な農業發展の道すじ = 184
• 一 農業環境問題の多樣性と發生の必然性 = 184
• 1 貧困の惡循環が生む農業環境問題 = 184
• 2 豊かさの代償としての農業環境問題 = 187
• 3 二つの頗をもつ日本農業の環境問題 = 189
• 二 環境保全型農業の必要性と達成の條件 = 192
• 1 持續可能な農業發展の基本戰略 = 192
• 2 技術·經濟·政策の統合化 = 194
• 三 日本農業再生へのシナリオ = 196
• 1 日本農業に對する國民の期待 = 196
• 2 余りはじめた農地を環境とどう調和させるか = 198
• 3 勞動力不足のもとでの環境保全型農業への挑戰 = 200
• 4 國際競爭に負けないための安全と高品質 = 202
• 5 環境價値の適切な評價とそれへの補償 = 204
• デ－タブック = 207
• 引用·參考文獻 = 224
• 英文サマリ－ = 卷末から